廻る家

M様自ら見つけて気に入られた、日本家屋の家。

たたずまいから、とても大切に住まわれていたこの家は、目の前に広がる田園と、奥にそびえる青々とした山が、印象的。そんな家に、新たな生活を作り出す。3棟からなる母屋を一つにまとめ直し、古い間取りを一変。母屋と納屋に囲まれた暗かった空間を、木の壁に囲われた中庭にして光を取り入れながら、元気いっぱいの子どもさんたちが走り“回る”家となるよう、計画した。ダイニングにFIXを、南側には全面ガラス張りにし、ところどころ視線の抜ける場所を作り、豊かな周りの環境を魅力として取り入れた。それぞれ閉鎖的だった暗い空間は、建物に入るため、回遊するため、明かりをとるため、視線を通すためと、たくさんの意味を持つ空間へと変わっていった。また、立派な梁や建具は既存のものを、再利用。 M様が木材市で実際に見て気に入って購入したフローリングとの相性も良い。 壁は、左官職人であるM様のお父様の仕上げ。 納屋だった仕事部屋は全面桐の板張りとなり、雰囲気を一掃した。古いものの良いところを見ながら、新しい木材、古い木材の混在した、住まいとなった。

竣工:2015.4

木造平屋建て

リノベーション 住宅

Back to the List